Book Review

2013年11月07日

新田次郎『孤高の人』(新潮文庫)、谷甲州『単独行者 アラインゲンガー 新・加藤文太郎伝』(ヤマケイ文庫)と小説を2冊読んできたが、やはり最後に読んだ本人の手記が一番。

 
孤高の人〈上〉 (新潮文庫)

 
単独行者 アラインゲンガー 新・加藤文太郎伝 上 (ヤマケイ文庫)

ということで、加藤文太郎『新編 単独行』(ヤマケイ文庫)読了。


新編 単独行 (ヤマケイ文庫)

彼の日本アルプス冬山単独行の数々は到底真似できるものではないが、夏山行の記録さえも圧巻。ましてや大正から昭和初期という当時の時代背景を考えると、その偉大さに自分はただ茫然と立ち尽くすのみである。

せめて夏山行の一部でも良いから、彼の辿ったルートをいつの日か意識して登ってみたいものだなぁ…。

miyanofu1204 at 01:48コメント(0)トラックバック(0) 

2013年03月28日

2月下旬の発売日直後に購入し、コツコツと読み進めて読了したのは、ホリエモンこと堀江貴文の獄中日記『刑務所なう。シーズン2』(文藝春秋)。

刑務所なう。シーズン2 前歯が抜けたぜぇ。ワイルドだろぉ?の巻

−堀江貴文『刑務所なう。シーズン2』特設サイト(@本の話WEB)
http://hon.bunshun.jp/sp/keimusyo-now

私自身もちろん前作も読んでいたし、最近はメルマガ「堀江貴文のブログでは言えない話」も購入してリアルタイムな発信も見聞していた。

−『刑務所なう。』[2012-04-30]
http://blog.livedoor.jp/miyanofu1204/archives/1721587.html

−堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」
http://ameblo.jp/takapon-jp

−堀江貴文のブログでは言えない話(@BLOGOSメルマガ)
http://magazine.livedoor.com/magazine/6?utm_source=pr&utm_medium=blog

そんな折、ホリエモン仮釈放のニュースが飛び込んできた――懲役2年6ヶ月の実刑判決に対し、およそ1年9ヶ月の刑期を経て仮釈放となった運び。さっそくニコ動で生中継されていた本人の記者会見も見る。体型・言動・思想・立ち振る舞い――そこには明らかに、一皮剥けたニュー・ホリエモンが存在した。今後の彼のさらなる活躍に、自分も大いに刺激を受けたいものである。

ならばこの獄中日記は、ニュー・ホリエモン誕生の軌跡を辿る本と捉えることもできよう。獄中でありながら自らをキュレーターと自負し、積極的な情報発信に取り組む堀江氏。多くの自由が制限されている獄中でさえこれだけできるのだから、塀の外(≒より自由な世界)に生きる一読者としての自分は、もっともっと頑張らなければならないとまた刺激を受けた一冊である。

ところで、ニコ動で生中継されていた今回の記者会見において、記者の方々が質問するその稚拙な内容に本当に辟易する――本書を含めた氏の著作をもっと読み込んでいれば、答えは明確であろうものばかり。不勉強も甚だしいと少し立腹した次第。

miyanofu1204 at 00:28コメント(2)トラックバック(0) 

2013年03月20日

一冊の本を携え、東北の地に赴く。

向かった先は、仙台から車で三陸自動車道に入り、石巻から一般道へ。国道398号を北上し、石巻市→女川町→南三陸町。先の東日本大震災で津波の被害に遭った被災地を巡った。

あの日から2年――被災地の瓦礫は概ね撤去されているように見えたが、何もない更地と、その中にぽつんと建つ未だ撤去されていない建物が、そこが津波の被害に遭った場所であることを雄弁に物語っていた。震災前の情景はなかなか想像できない――何もないという一点が、当時のTV画面から伝わってきた津波の印象をより強くする。

津波の被害に遭った場所で特に目立っていたのは、まだ残っている小中学校等の建物だ。2年経った今となっては、被災地の被害の象徴となっているような箇所も目立ったが、石巻市の門脇小学校などは、私は正視することができなかった。

nagabuchi

また、今回はあまり事前の情報収集等せずに地図だけ把握して北上したのだが、後から再確認してみると、児童74名が亡くなり悲劇の舞台となった石巻市立大川小学校も、すぐ傍を通っていたことに気付き、驚く。おそらくは車を運転していた私の視界にも入っていたはず。無意識に避けてしまっていたのかどうか……。

同様に目立ったのが、仮設住宅の多さだ。そこで暮らす被災者の方々が、少しでもストレスなく生活できる環境がいち早く取り戻せるよう、願わずにはいられなかった。

石巻市から南三陸町まででも、一般道では約80km・3時間。事前の考えではさらに北上して気仙沼市や、岩手県に入って陸前高田市や釜石市あたりまで行けるかと計画していたが、もはや疲労困憊。三陸海岸沿いの国道はアップダウン&コーナーや、道幅も狭い箇所も多い。また、津波の被害に遭った場所を、しかも他県のナンバーで運転しているという意味でも、精神的にもかなりの疲労があった。

一方、「南三陸さんさん商店街」等の活況を見て、かの地の復興は確実に歩み出していることも実感できた。その一助のために自分はいったい何ができるのか――そう簡単に答えは出ないが、考えずにはいられなかった。

−南三陸さんさん商店街
http://www.sansan-minamisanriku.com/

そんな中で読み進めていた本が、石井光太の『津波の墓標』(徳間書店)だ。

津波の墓標

先に読了していた『遺体』の続編ともいうべき作品――著者の取材した観点で描かれたノンフィクションだ。

−『遺体』[2013.02.11]
http://blog.livedoor.jp/miyanofu1204/archives/1761982.html

ここに描かれている情景は、未曾有の大震災という状況下におかれた、まさに「人々の業」のようなものだ。またそこに漂うは、TV画面や新聞等からは決して伝わってくることのない、腐敗臭や異臭、そしてまさに死臭であろう。そんな中で、人間はどうなってしまうのか、またどうあるべきなのか――考えずにはいられなかった。

この考えをより深めていくために自分はどうあるべきか――またこの地を訪れる自分がいるような気がしている。

今回眺めた東北の海は、あまりに美しく、そしてあまりに穏かであった。改めて、先の震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈りすると共に、かの地の一日も早い復興を祈念いたします。

sanriku


miyanofu1204 at 23:53コメント(0)トラックバック(0) 

2013年02月19日

特に大学生時代は、貪るように読んだミステリー小説。

社会人として仕事を積み重ねてく毎に読書の嗜好も変化し、最近は専ら新書等のノンフィクションへと移行――ミステリーやこの手のブックガイドは次第に遠のいていたはずであったが、偶然書店で見かけて手に取った一冊が、宝島社の「この警察小説が凄い!」。

この警察小説がすごい! ALL THE BEST

少し立ち読みしただけで、ムクムクと読書欲が沸いてくる――そもそも大沢在昌の『新宿鮫』シリーズは全読破していたし、その他にも読みたかった本の情報が満載! 「日本語」を重視して国産ミステリーに傾倒していた自分の嗜好にも充分に合致したミステリーガイド。

ここ数年の「このミス」シリーズはちょっとした立ち読みだけでスルーしていたが、こちらは久々にドンピシャのブックガイドをゲット――さっそく“歴代警察小説のALL TIME BEST 1”から読んでみようかな!

第三の時効 (集英社文庫)

miyanofu1204 at 16:30コメント(0)トラックバック(0) 

2013年02月12日

昨年末の新刊・人気本として店頭に並んでいた、ビートたけし『間抜けの構造』(新潮新書)読了。

間抜けの構造 (新潮新書)

日本の文化・社会における独特の感覚とも捉えることができる「間」という概念を、ビートたけしが独自の観点でいつもの毒舌的に切り込む!

自身の半生をもとにした「芸人としての間」や「映画における間」、またその「間」から読み解く日本社会の現状や未来――その観点は、横断的に多岐に渡る。ビートたけしが言うと、その全てに「そうだよなぁ〜」と納得してしまうところ、彼の力量の大きさは今さらながら凄い。

ところで、たまに読むビートたけしの著書は、主に雑誌連載されている物も多いのであろうが、「おいら」という一人称の口語的文体が常にリズム良く響く。

これは実際に芸人・ビートたけし的な立場として意識して執筆しているのか、またそれとも第三者的な立場の人に本当に口述筆記させているのか――その執筆の在り方も、毎回ながら大いに気になるところである。


miyanofu1204 at 21:45コメント(0)トラックバック(0) 
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