2011年12月21日

天皇杯【4回戦】

第91回天皇杯全日本サッカー選手権大会【4回戦】
名古屋グランパス 3-3(PK9-8) 柏レイソル(名古屋市瑞穂公園陸上競技場)


<試合前>
CWCから中2日――気持ちを切り替え、再度頂点を狙いたい天皇杯。レイソル4回戦の相手は名古屋――ストイコビッチ監督はFIFAの技術委員としてCWCレイソル全試合を観戦した模様だが、一方で闘莉王&ケネディが戦線離脱。「これはいただき!」と勝利を確信し、次戦の旅程を思い描きながらTV観戦。

<前半>
予想通りの完全レイソルペース。中盤を完全制圧し、2トップの工藤と田中順、そしてレアンドロが幾度となく波状攻撃――決定機が次々と押し寄せる。先のCWCである意味露呈した「決定力不足」――強豪・名古屋相手にそんな課題が急に解消されるわけもなく、ましてやその要因にここで言及するつもりもないが、それでも次第にイライラしてくる。

40分、田中順の左足決定機はまたもや枠外で嫌な雰囲気漂うが、直後にレアンドロがゴール前のこぼれ球をダイレクトでついに先制弾。押しまくった前半にようやく待望の1点が決まり、これで後半に向けて弾みがつくと期待大。

<後半>
名古屋は小川→永井。後半開始早々に栗澤のミスからその永井にあわやのシーン――徐々に盛り返す名古屋。それでもレイソルが相手の流れを止めたのは20分――レアンドロ→酒井→工藤で試合を決めたかに思えた追加点。直後にもワグネルFKから近藤がフリーでヘッドもミス。これはもう何年も前から書いているが、セットプレイにおける近藤には一切期待できない…。

27分、逆にグランパスは増川のヘッドはポスト。全般に、クリアボール・セカンドボールをもっと冷静に繋ぎたいレイソルだったが、どうにも上手く捌けず流れは完全にグランパスへ。このあたりに、レイソル連戦の疲労が影響しだしたか。永井の凄い右足ミドル(田中順の左足より凄い!?)で1点差とされると、終了間際には澤のクリアミスを増川に決められまさかの同点2−2。途中交代の澤&水野もいまいち機能せず、試合を上手く終わらせることができなかった。

<延長前半>
流れはそのまま完全にグランパス。早い時間帯に永井に決められ意気消沈。レイソルは中盤だけでなく、ついにDF陣も疲労で脚が止まり始める。永井のゴールシーンで、増嶋の無為なタックル等にそれらが顕著。レイソルにとっては痛恨の失点に思えた。

<延長後半>
さすがに名古屋にも襲う疲労――再度レイソルペースで盛り返すと、工藤がもらったPKをレアンドロが確実に決めて再び同点。田中隼磨の退場で一人少ないグランパスに対し、残り5分で猛攻を仕掛ける。工藤や増嶋のシュートに逆転の決定機があったように見えたが、最後に運なくドロー決着。

<PK戦>
これも何度も書いているが、低身長の菅野に多くを求めるのは酷。逆にレイソルは、日本代表GKでもある楢崎相手に見事なシュートを繰り出す。10人目まで突入した戦いは、名古屋に軍配。PK戦だけ見れば、確かに名古屋の力量が一枚上手であったと見るべきであろう。もちろんレイソルも立派に戦い抜いた。

<総括>
後半20分で2点リード――勝てた試合展開であったように見えただけに悔しかったが、一方で連戦の疲労が最後に来たか。それでも延長後半で巻き返した精神力には賛辞を送りたい。

できれば天皇杯も勝って2冠達成――その資格はレイソルに充分にあるようにも思えたが、過密日程を戦い抜いた個々の選手には、我々サポには伺い知ることのできない辛い肉体的・精神的状況もあるのだろう。であるのだとしたら、この試合のミスや課題に言及するのは、もう良いのではないか。

今はただ、レイソルに感謝したい――夢のような素晴らしいシーズンをありがとう、と。



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miyanofu1204 at 23:07コメント(0)トラックバック(0)レイソル観戦記  

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