2011年03月16日

柏→水戸を自転車で84km! 大地震における柏バカの顛末【1】

未曾有の大災害を東日本太平洋沿岸にもたらすことになる大地震があった、3月11日の金曜日――私は午前中で早々に仕事を切り上げ、午後からは意気揚々と京都に向かっていた。

目的はもちろん、サッカーのJ1リーグ第2節:C大阪―柏レイソル(@キンチョウスタジアム)の観戦。京都に前泊し、翌日午前中は京都を軽く観光してから、スタジアム入りする算段であった。話題のスタジアムでレイソルのサッカーを見ることができる喜び――気分はかなり高揚していたと思う。

地震が発生した午後3時前、私は既に東海道新幹線の車中にあった(忘れもしない14時発のぞみ231号)。急停車した新幹線――場所は富士山が見える三島あたりか。

東北地方で大きな地震があったとのアナウンスが入る。ざわめく車内――走行中だけに揺れには気付かなかったが、その後の余震では新幹線もかなり揺れていた。

当初は楽観視していた私も、さすがに携帯サイトで情報をチェック――震源の東北地方は震度7、そして茨城県北部は震度6+だって!? これはとんでもないことになった――表向きは平静を装っていたが、地元の状況がどうなっているのか、不安で胸が苦しくなってしまった。

さて、これからどう行動すべきであるか――携帯サイトの情報と、暮れゆく富士山とを呆然と眺めながら、私は思索を巡らせていた。

新幹線は停車すること3時間――路線等の安全確認が終了したとのことで、無事に動き出した。当初は最寄駅までとのことであったが、予定通り終点の新大阪まで進むとのことであった。

名古屋までの約1時間、私は決断を迫られていた――下りるべきか、下りざるべきか。ギリギリまで迷ったが、私は席を立たなかった。本当は一刻も早く水戸に戻りたかったが、その日のうちに戻るのは不可能だろうと思った。それなら、既に予約してある京都のホテルに泊まって、落ち着いて情報収集に努めようと考えたのだ。

投宿したホテルは、京都タワー隣りの「ホテル法華クラブ京都」。部屋に入ると当時にテレビのスイッチをON――東北地方の海岸を襲った津波の凄さに我が目を疑った。同時に、職場や実家等に連絡を入れる――何もできない自分にもどかしさを感じずにはいられなかった。眠れない一夜を過ごした……。

翌朝――胸苦しさは全然消えていない。東海道新幹線の上りが平常ダイヤであることを確認し、私はせっかくの京都の雰囲気を何一つ感じることなく、そして頭痛と吐き気とを我慢しながら、まずは東京へと戻ったのであった。

(【2】へと続く)



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miyanofu1204 at 02:11コメント(0)トラックバック(0)レイソルコラム  

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