2010年10月10日

『街場のメディア論』

小飼弾氏のサイトで偶然見付け、「今まで読んだ著者の本の中では、最も腑に落ちた一冊」という一文に惹かれ、何となく面白そうだなと思って購入した1冊。どうやら結構評判で売れているらしいので、積ん読状態から一気読み。

−Sauve qui peut - 書評 - 街場のメディア論(@404 Blog Not Found)
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51503953.html

というわけで、内田樹の『街場のメディア論』(光文社新書)読了。

街場のメディア論 (光文社新書)街場のメディア論 (光文社新書)
著者:内田 樹
光文社(2010-08-17)
おすすめ度:4.5
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る


テレビ・新聞という日本の大手主要メディアの凋落が叫ばれて久しい。これまでは、それら製作サイド側の意識の向上が重要だと感じていたが、本書を読んで、やはり我々受け手側(視聴者・読者)のメディアリテラシーの向上こそが何より肝心であることが分かる。

特に重要な観点は、コミュニケーションの在り方や捉え方。資本主義・営利主義的な概念だけに偏ることなく、批判的な視点は持ち合わせながらも、自身の向上のために何事も肯定的に捉えようとする在り方。

そういった中での洗練されたメディア批判こそが、出し手と受け手とをお互いに向上させていくのではないかと感じた。また、本書のような本が評判になって売れることも同様。メディアの向上は社会の向上と同義であり、自分もできることを継続してやっていきたい(本を読む→ブログでの情報発信→リテラシーの向上)。

−内田樹の研究室
http://blog.tatsuru.com/




miyanofu1204 at 18:33コメント(0)トラックバック(0)Book Review  

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