2010年07月10日

W杯日記(7月8日) 無敵艦隊スペインが難敵ドイツを撃破!   

2010 FIFA W杯 南アフリカ大会
準決勝
ドイツ 0−1 スペイン(@ダーバン/ダーバン)


W杯初の決勝進出を目論むスペインにとって、対峙するドイツの壁――あまりに強固なのではないかと思われた。

確かにスペインは、EURO2008を美しいサッカーで制し、その頂点に立った先には、南アフリカでの決勝の舞台を見据えていたはずだ。

だが今大会のドイツは、2年前にスペインに敗れたそれとはまるで別のような高いパフォーマンスを見せていた。逆に2年前に比べあまりに低調なデキに見えるスペイン。私はEURO2008同様スペインの勝利を渇望していたが、さすがに今回はドイツの新しいサッカーに屈するのではないかと恐れていた。

試合が始まると、スペインが思いのほかパスサッカーを展開することができ、かつての良いリズムを取り戻しつつあるかのような試合運び。ドイツの屈強なセンターバックを崩すには至らないものの、サイドから小気味の良い攻撃を見せる。

それでも、試合前から抱く私の恐れが消えることはなかった。ドイツの前半は守備的なゲームプランなのではないかと。ドイツ自慢の高速カウンターも鳴りを潜める――それでも、私の恐れが消えることはなかった。後半一気にギアチェンジして攻めてくるのではないかと。

ところが、スコアレスで折り返した後半に入っても、試合の流れが変わることはなかった。圧倒的なパスワークでボールを保持するスペインに対し、ほぼ防戦一方なドイツ……。

ドイツは後半7分に左サイドバックのボアテングOUT→ヤンセンIN。さらに10分後にはトロホウスキOUT→クロースIN。後半早々から2人の選手交代――このレーブ采配を見て、私の恐れていた疑念は解消され、前向きな確信へと変わった。この試合、ドイツが守備的なゲームプランなのではなく、スペインの攻撃が圧倒的に支配しているのだと!

そして気付いた。今大会は、モウリーニョ・シンドロームとも呼ばれる守備的な戦術が一つのトレンドともなっている。守備的な戦術は相手の攻撃的な長所を消し、その術中にはまった攻撃的なチームは、不調なのか、と見ている側に錯覚を引き起こす。この試合はまったく逆だ。スペインの圧倒的な攻撃力がドイツの長所を完全に消し去っている!

後半早々のドイツの選手交代をもってしても、スペインの優位は動かない。もしドイツにミュラーがいたら――そんなタラレバももはや意味を為さない。そしてスペインは、CKからプジョルの豪快ヘッドでついにドイツのゴールを抉じ開ける! 残り時間はロスタイムを入れても約20分――W杯初の決勝進出に向けて、スペインの視界が一気に開けてきた!

スペインは後半36分に前線のビジャOUT→F・トーレスIN! 41分には同じくペドロOUT→シルバIN。EURO2008を制した役者の揃い踏みだ! ただ、F・トーレス投入直後の決定機――ゴール前でフリーのF・トーレスにパスを送らなかったペドロのプレイにはどうにも納得がいかない! あそこでF・トーレスがゴールを決めれば、この試合を決定付けると同時に、決勝に向けてもさらに勢いがついだろうに! でもまぁペドロは試合中もチームのために走りまくっているわけだし、自分がゴールを決めて決勝でもスタメンを勝ち取りたい気持ちも分からないではないのだが……。

試合終盤、スペインの攻撃に翻弄され続けたドイツは、完全に足が止まってしまっていた。パワープレイにも冴えがなく、守備でもボールを追う気力が消えてしまっていた。それに乗じて、華麗なパス回しで時間稼ぎをするスペインのレベルの高さといったら! コーナーフラッグ付近でボールをキープする時間稼ぎはよく目にするが、相手ゴール前でパスを回し続けてあわよくば追加点を狙うような時間稼ぎなんて初めて見た!

今大会最強とも目された難敵ドイツを下し、スペインがW初の決勝進出――私自身も最高の気分だ!

これで決勝はオランダ−スペイン。美しきサッカーを標榜するサッカー・ファンにとって、考え得る最高のカードだ!!!


miyanofu1204 at 19:59コメント(0)トラックバック(0)W杯日記  

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