2010年07月07日
W杯日記(7月7日) ついに辿り着いたオランダ、ファイナルへ!
昨夜は出張先から午後7時に帰宅、午後8時就寝――もちろん、W杯観戦に備えるためだ。
午前1時前に一度目が覚めてしまい、嫌な気分になる。それでも何とか二度寝に成功し、まさに目覚まし時計が鳴る直前の午前3時20分に、自然に自分から目が覚める。
いつもは目覚まし時計を何度も鳴らしているのに――あまりにサッカー馬鹿な自分に苦笑する。事実、それだけ楽しみなのだ。W杯準決勝を生中継で見ることができる――それだけで至福である。
2010 FIFA W杯 南アフリカ大会
準決勝
ウルグアイ 2−3 オランダ(@ケープタウン/グリーンポイント)
出場停止や負傷等で手負いのウルグアイに対峙する、我が贔屓のオランダ。試合前から、私は意外と冷静であった。オランダが勝ち抜けるであろうことは間違いないと思っていた!
ところが試合は、戦力ダウンしていると思われたウルグアイが、これまで同様の勢いでプレス&縦1本のサッカー。相変わらず好調には見えないオランダを上回る内容に見えた。
そんな雰囲気でも先制はオランダ――だからサッカーは面白い。キャプテン、ジオバンニ・ファンブロンクフォルストの豪快なミドルが炸裂! W杯準決勝の舞台とは言え、そのシュートのレベルは別格――突如あんなシュートが飛び出してくるのだから、本当に一瞬たりとも目が離せない。
前半18分――このオランダの先制ゴールによって、より楽観していた自分がいた。今大会のオランダはより堅実志向――このままの逃げ切りも濃厚なのではないかと。
ところが逆に、ウルグアイの同点ゴールも唐突にやってくる。前半終了間際の41分、今大会好調のフォルランが、お返しとばかりのこれまた強烈ミドル! これで試合は面白くなったと言えるのだろうが、あまりリズムの良くないオランダが追い付かれたことは、不安材料。この大会は南半球で行われいた(即ち南米が有利)のだということが、急に脳裏をかすめた前半終了であった。
後半、オランダはデゼーウOUT→ファンデルファールトIN。より攻撃的なカードを切ったのだろうが、即効薬となるような展開にはならず。むしろ、オランダを突き動かしたのは、このままではいけないという危機感であろうか――大会序盤からなかなかコンディションが上がってこないように見えるファンペルシーがようやく良質な動きを見せ始め、打開の道を探る。
オランダ待望の追加点は後半25分――ゴール前で細かく繋いだスナイデルのシュートが、ファンペルシの足をかすめてゴール! だがこのシーン、私は全然喜べなかった――当然オフサイドの笛が吹かれるだろうと見ていて思ったからだ。
だが笛が鳴ることもなかったし、ウルグアイの選手が抗議する様子もなかった。明らかにボールに関与したと思われるファンペルシーはオフサイドポジションだと思ったのだが、スロー映像で見ると、その前の段階ではオフサイドラインぎりぎりの所で抜け出していた。それもかなり微妙な位置! スローで見るにオフサイドではないと私は判断したが、実際のピッチ上では副審の旗が躊躇無く上がっていてもおかしくないプレイであった。
何だか喜べないオランダの追加点であったが、3分後には今度はロッベンの鮮やかヘッドで3−1! これは文句のない完璧なゴール。オランダの勝利を確信し、先ほどの分までガッツポーズ!
オランダが一気の2ゴールでたたみかける一方、少ない残り時間でも最後まで諦めずに反撃にでるウルグアイ。この展開を見て気付く――この試合、オランダの攻撃が不調だったのでなく、ウルグアイの守備がオランダのリズムを封じ込めていたのだと。ウルグアイが攻撃的に出た途端、オランダの攻撃も躍動!
これこそが見ていて面白い展開だ!と一人納得する。今大会、と言うよりも、モウリーニョ率いるインテルがCLを制して以降、守備的な戦術トレンドに対する議論が白熱している。だがこの後半残り15分を見て思う――やはりサッカーは常にゴールを狙い合う攻撃的な内容が興奮するのだと!
粘りを見せるウルグアイは、後半39分に何とフォルランOUT(負傷していたことが後から明らかになる)→S・フェルナンデスIN。それでも果敢に攻め立て、ロスタイムのゴールで1点差! さらにロスタイムをとるウズベキスタンのイルマトフ主審――最後のパワープレイにヒヤヒヤながらも、オランダが何とか逃げ切った形となった!
オランダはW杯で32年ぶりの決勝進出――この間、EUROを制したことはあるが、やはり「32年」という数字には、重みを感じずにはいられなかった。
観戦終了は午前5時半。シャワーを浴び、少しゆっくり過ごして出勤――オランダが決勝に進出したのだ、最高の気分で出勤だ!
一日の仕事を何とかこなし、帰りには、今日発売の「Number」W杯臨時増刊第4号(文藝春秋)を購入。このW杯臨時増刊シリーズも、いよいよ終焉かと思うとどこか感慨深い。
Number (ナンバー) 南アフリカW杯激闘録 日本代表、ベスト16の真実。 2010年 7/14号 [雑誌]
販売元:文藝春秋
発売日:2010-07-07
クチコミを見る
冒頭の記事を幾つか読んで脳内をストレッチ――サッカーを読み解く文体に触れ、また同じく帰りにコンビニで買ったKIRIN「世界のハイボール」の新商品・樽熟カルヴァスト&ソーダを呷りながら、一気にキーボードを叩き、本日分のブログを書き上げる。
−KIRIN 世界のハイボール
http://www.kirin.co.jp/brands/highball/product/index.html
さて、今夜もそろそろ寝るとしよう。いや、逆に興奮して眠れないかもしれない。それでも良い! ただただ、ドイツ−スペインの準決勝が堪能できればそれで良いのだ。好ゲームになること必至のこのカード、これも歴史的な1戦となること間違いなし! そして勝つのはもちろんスペイン!!!
午前1時前に一度目が覚めてしまい、嫌な気分になる。それでも何とか二度寝に成功し、まさに目覚まし時計が鳴る直前の午前3時20分に、自然に自分から目が覚める。
いつもは目覚まし時計を何度も鳴らしているのに――あまりにサッカー馬鹿な自分に苦笑する。事実、それだけ楽しみなのだ。W杯準決勝を生中継で見ることができる――それだけで至福である。
2010 FIFA W杯 南アフリカ大会
準決勝
ウルグアイ 2−3 オランダ(@ケープタウン/グリーンポイント)
出場停止や負傷等で手負いのウルグアイに対峙する、我が贔屓のオランダ。試合前から、私は意外と冷静であった。オランダが勝ち抜けるであろうことは間違いないと思っていた!
ところが試合は、戦力ダウンしていると思われたウルグアイが、これまで同様の勢いでプレス&縦1本のサッカー。相変わらず好調には見えないオランダを上回る内容に見えた。
そんな雰囲気でも先制はオランダ――だからサッカーは面白い。キャプテン、ジオバンニ・ファンブロンクフォルストの豪快なミドルが炸裂! W杯準決勝の舞台とは言え、そのシュートのレベルは別格――突如あんなシュートが飛び出してくるのだから、本当に一瞬たりとも目が離せない。
前半18分――このオランダの先制ゴールによって、より楽観していた自分がいた。今大会のオランダはより堅実志向――このままの逃げ切りも濃厚なのではないかと。
ところが逆に、ウルグアイの同点ゴールも唐突にやってくる。前半終了間際の41分、今大会好調のフォルランが、お返しとばかりのこれまた強烈ミドル! これで試合は面白くなったと言えるのだろうが、あまりリズムの良くないオランダが追い付かれたことは、不安材料。この大会は南半球で行われいた(即ち南米が有利)のだということが、急に脳裏をかすめた前半終了であった。
後半、オランダはデゼーウOUT→ファンデルファールトIN。より攻撃的なカードを切ったのだろうが、即効薬となるような展開にはならず。むしろ、オランダを突き動かしたのは、このままではいけないという危機感であろうか――大会序盤からなかなかコンディションが上がってこないように見えるファンペルシーがようやく良質な動きを見せ始め、打開の道を探る。
オランダ待望の追加点は後半25分――ゴール前で細かく繋いだスナイデルのシュートが、ファンペルシの足をかすめてゴール! だがこのシーン、私は全然喜べなかった――当然オフサイドの笛が吹かれるだろうと見ていて思ったからだ。
だが笛が鳴ることもなかったし、ウルグアイの選手が抗議する様子もなかった。明らかにボールに関与したと思われるファンペルシーはオフサイドポジションだと思ったのだが、スロー映像で見ると、その前の段階ではオフサイドラインぎりぎりの所で抜け出していた。それもかなり微妙な位置! スローで見るにオフサイドではないと私は判断したが、実際のピッチ上では副審の旗が躊躇無く上がっていてもおかしくないプレイであった。
何だか喜べないオランダの追加点であったが、3分後には今度はロッベンの鮮やかヘッドで3−1! これは文句のない完璧なゴール。オランダの勝利を確信し、先ほどの分までガッツポーズ!
オランダが一気の2ゴールでたたみかける一方、少ない残り時間でも最後まで諦めずに反撃にでるウルグアイ。この展開を見て気付く――この試合、オランダの攻撃が不調だったのでなく、ウルグアイの守備がオランダのリズムを封じ込めていたのだと。ウルグアイが攻撃的に出た途端、オランダの攻撃も躍動!
これこそが見ていて面白い展開だ!と一人納得する。今大会、と言うよりも、モウリーニョ率いるインテルがCLを制して以降、守備的な戦術トレンドに対する議論が白熱している。だがこの後半残り15分を見て思う――やはりサッカーは常にゴールを狙い合う攻撃的な内容が興奮するのだと!
粘りを見せるウルグアイは、後半39分に何とフォルランOUT(負傷していたことが後から明らかになる)→S・フェルナンデスIN。それでも果敢に攻め立て、ロスタイムのゴールで1点差! さらにロスタイムをとるウズベキスタンのイルマトフ主審――最後のパワープレイにヒヤヒヤながらも、オランダが何とか逃げ切った形となった!
オランダはW杯で32年ぶりの決勝進出――この間、EUROを制したことはあるが、やはり「32年」という数字には、重みを感じずにはいられなかった。
観戦終了は午前5時半。シャワーを浴び、少しゆっくり過ごして出勤――オランダが決勝に進出したのだ、最高の気分で出勤だ!
一日の仕事を何とかこなし、帰りには、今日発売の「Number」W杯臨時増刊第4号(文藝春秋)を購入。このW杯臨時増刊シリーズも、いよいよ終焉かと思うとどこか感慨深い。
![Number (ナンバー) 南アフリカW杯激闘録 日本代表、ベスト16の真実。 2010年 7/14号 [雑誌]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51XF3UVRdKL._SL160_.jpg)
販売元:文藝春秋
発売日:2010-07-07
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冒頭の記事を幾つか読んで脳内をストレッチ――サッカーを読み解く文体に触れ、また同じく帰りにコンビニで買ったKIRIN「世界のハイボール」の新商品・樽熟カルヴァスト&ソーダを呷りながら、一気にキーボードを叩き、本日分のブログを書き上げる。
−KIRIN 世界のハイボール
http://www.kirin.co.jp/brands/highball/product/index.html
さて、今夜もそろそろ寝るとしよう。いや、逆に興奮して眠れないかもしれない。それでも良い! ただただ、ドイツ−スペインの準決勝が堪能できればそれで良いのだ。好ゲームになること必至のこのカード、これも歴史的な1戦となること間違いなし! そして勝つのはもちろんスペイン!!!
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